この記事では妊活女性におすすめしたい「ルイボスティー」の効果やメリットを解説していきます。
ルイボスティーはカフェインが含まれていないため、妊活中の女性だけでなく妊娠中の方にもおすすめです。また、抗酸化作用があるポリフェノールが多く含まれているところも特徴的な部分と言えます。
抗酸化作用とは、体内の老化を引き起こす活性酸素を取り除く働きのことを指します。
酸化によって身体の中の細胞が錆びつくことは子宮や卵巣にとっても良いことではありません。
そんな酸化を抑えるためにもルイボスティーはおすすめの飲み物と言えるのです。
ここでは、ルイボスティーの効果だけでなく妊活中の女性が気になる「ルイボスティーに関する疑問や質問」にも答えていますので、ぜひ参考にしてみてください。
妊活中はルイボスティーがおすすめ|効果やメリットを解説
南アフリカに自生する「ルイボス」というマメ科の植物の葉を乾燥させたものがルイボスティーの原料です。
「なぜルイボスティーは妊活中~妊娠中の女性におすすめされているのか?」「ルイボスティーを飲むことでどういった効果が得られるのか?」などの疑問を解消したい方は、まずはこちらからご覧ください。
ルイボスティーの特徴や効果
ルイボスティーの原料となる「ルイボス」は南アフリカの一部山岳地帯にしか自生していません。
現地では昔から薬草として扱われていましたが、近年の研究によってルイボスティーには色々な成分が含まれていることが分かっています。
- アスパラチンやケルセチンなどのポリフェノール
- 亜鉛やマグネシウムなどのミネラル
ポリフェノールとは植物から摂れる成分の一種で、高い抗酸化作用を持つことで知られています。
人間の身体はエネルギー源のひとつとして酸素を使っていますが、体内に入った酸素が活性化されると老化の原因となっていきます。
「抗酸化作用」とは、こうした活性酸素を抑制する働きのことです。
簡単に言いますとポリフェノールには身体の老化を防ぐ効果があるため、若い状態を保っておきたい子宮や卵巣に対しても良い影響を与えるといったイメージです。
なお、ルイボスティーにはアスパラチンと呼ばれる特有のポリフェノールが含まれています。
アスパラチンは抗酸化作用だけでなく血糖値の上昇や尿酸を抑制する働きもありますので、健康的な身体づくりにはぴったりです。
「ルイボスティーを飲むことで紫外線によるDNAのダメージを防ぐ働きが確認されている。また、アスパラチンは尿酸の生成を阻害することから、痛風対策にもよいとされる」と広島工業大学生命学部の村上香准教授。
引用:日本経済新聞|ポリフェノール豊富なルイボスティー 痛風にも効果
女性の方は痛風になりにくいのですが、パートナーである男性と一緒にルイボスティーを飲めばお互いの健康を気遣えると思います。
さらにルイボスティーには卵子や精子の質に関わってくる「亜鉛」も含まれていますので、まさに妊活向きの飲み物と言えるでしょう。
ルイボスティーのメリット
ルイボスティーを選ぶメリットは「カフェインが入っていない」という点です。
一般的な紅茶や緑茶はツバキ科のお茶の樹から採れる茶葉を使用しているためカフェインを含みますが、ルイボスティーにはカフェインがいっさい含まれていません。
妊娠中にカフェインを摂り過ぎると胎児に様々な悪影響を与えますので、妊活中の方は妊娠前の段階からカフェインを減らしていくことが大切となってきます。
カナダ保健省(HC)においても、2010年に1日あたりのカフェイン摂取量として、健康な成人で400 mg(コーヒーをマグカップで約3杯)まで、カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)までとされています。
引用:厚生労働省HP|食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~
また、ルイボスティー自体のカロリーはゼロなので、加糖しなければ太ることもありません。
さらに心の不安感を抑制してくれるマグネシウムも含まれているため、リラックス効果を得られるといったメリットもあります。
- ノンカフェインなので妊娠してからも飲める
- カロリーゼロなので太りにくい
- 香りやミネラル成分によってリラックス効果が期待できる
ご覧の通り、ルイボスティーには様々なメリットがありますので、これから妊活を始める方はぜひ一度飲んでみてください。
ルイボスティーは飲み過ぎに注意
妊活中の女性におすすめのルイボスティーですが、飲み過ぎにだけ注意が必要です。
ルイボスティーには身体に良い成分が数多く含まれているものの、人によっては摂り過ぎることで「下痢」を引き起こす成分もあります。
食物以外からのマグネシウムの過剰摂取によって起こる初期の好ましくない影響は下痢である。
引用:厚生労働省HP|6. 1. 4.マグネシウム(Mg)
多くの人では何も起こらないようなマグネシウム摂取量であっても、軽度の一過性下痢が起こるこ
とがある。
先ほどリラックス効果があると説明した「マグネシウム」ですが、大量に摂取するとお腹がゆるくなる可能性がありますので注意しましょう。
また、下痢の前に「胃痛」を感じるケースもあるため、初めてルイボスティーを飲む方は少しずつ量を加減してみてください。
ちなみにルイボスティーの香りや味が苦手という方は、以下の動画でご紹介しているような別のお茶を試してみましょう。
- 妊活におすすめのお茶はコンビニでも買える
- ミント系(ハーブ)のお茶は熱を逃がす効果が期待できる
- 花を原料とする一部のお茶はリラックス効果が期待できる
「どんな目的で飲むのか?」によっても選ぶお茶が変わってきますので、自分の味覚や体質に合ったお茶を見つけてみてください。
※ルイボスティーに関して妊娠後期における注意点はこちらから
妊活女性におすすめのルイボスティーに関してよくある質問
ここからはルイボスティーに関してよくある質問に答えていきます。
主に妊活中の女性が感じる疑問を取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ルイボスティーはいつ飲むもの?
ルイボスティーには神経を鎮める作用があるマグネシウムが含まれているため、就寝前に飲むとリラックスしてよく眠れるようになると言われています。
とはいえ、特に就寝前にこだわらずいつ飲んでも問題ないというのがルイボスティーの特徴です。
ただし、妊娠後に関しては以下のような注意点があります。
抗酸化作用があり、健康や美容にいいとされるポリフェノール。ただ妊娠後期に大量に取り続けると、胎児の血管が狭まったり閉じたりする「胎児動脈管早期収縮」を引き起こしかねない。胎児が心不全になることもあるという。実際に過剰摂取の症例を扱ったのを機に、土谷総合病院(広島市中区)の森田理沙医師が注意を呼び掛けている。
引用:中国新聞デジタル|ポリフェノール、妊娠後期の取りすぎ注意 土谷総合病院の森田医師
ご覧のように妊娠後期の段階でポリフェノールを過剰摂取すると胎児に悪影響を与える恐れがありますので、ルイボスティーを愛飲している方は注意しましょう。
妊活中にルイボスティーを飲む場合は量に気を付けた方が良い?
妊活中(=妊娠前)に飲むルイボスティーの量には特に決まりがありません。
だいたい1日2~3杯程度(500ml前後)が適量と考えられますので、昼と夜に1杯ずつ飲むくらいのイメージになります。
前述の「下痢」「胃痛」といった副作用が起きる量も個人差があるため、飲みながら自分で量を調整しましょう。
ルイボスティーは妊活に良くないという話は本当?
ルイボスティーが妊活に対して悪影響を与えるといった明確な研究報告はありません。
おそらく妊娠後期にポリフェノールを過剰摂取することによって「胎児動脈管早期収縮」が起こる危険性があるということから、こうした噂が流れているものと推測されます。
ルイボスティーを飲んで妊娠出来た女性はいるの?
ルイボスティーが直接的に妊娠に繋がるといった研究報告もありません。
抗酸化作用がある飲み物で、なおかつカフェインが入っていないなどのメリットはありますが「ルイボスティーを飲めば確実に妊娠出来るわけではない」ということは理解しておきましょう。
着床期にルイボスティーを飲んでいても着床阻害などは起きませんか?
ルイボスティーが着床阻害の要因となるといったデータはないので、着床期に飲んでも問題はありません。
ただし、ルイボスティーを過剰に摂取すると「下痢」「胃痛」を感じる場合があります。
体調が崩れると子宮や卵巣の機能低下に繋がる可能性があるため、適度な量を考えながら飲みましょう。
ルイボスティーを飲むなら排卵後・排卵前どちらが良い?
排卵後・排卵前、どちらのタイミングで飲んだ方が妊活に良い影響を与えるかは明確に分かっていません。
ただし、ルイボスティーの効果である「抗酸化作用」を考えると、排卵前から飲んでいた方が有効的と言えそうです。
もちろん排卵後に飲んではいけないといった研究報告もありませんので安心してください。
普通のルイボスティーとグリーンルイボスティーの違いは?
普通のルイボスティーもグリーンルイボスティーも原料は同じです。
異なるのは製法であり、グリーンルイボスティーは急激に乾燥させて作ります。
普通のルイボスティーには発酵させるための工程がありますが、グリーンルイボスティーには発酵工程がありません。これにより、通常よりも多くのミネラルやポリフェノールを摂れるというのがグリーンルイボスティーの特徴です。
発酵させず急速乾燥によって作り上げるため、グリーンルイボスティーには多くの栄養素が残っています。
1杯で摂取できる栄養素の量が多いことはメリットと言えますが、過剰摂取によって「下痢」「胃痛」が引き起こされる可能性も否定できないので飲む量には気を付けましょう。
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ルイボスティーは妊活女性におすすめの飲み物|飲み過ぎにだけ注意
「妊活中にルイボスティーを飲んでも問題ないか?」「ルイボスティーはいつ飲めば良いのか?」などの疑問を解消するために、様々な情報をご紹介してきました。
- 妊活中の方であればいつルイボスティーを飲んでも問題ない
- ルイボスティーの効果・メリットは「ノンカフェイン」「優れた抗酸化作用」「豊富なミネラル」
- ルイボスティーの飲み過ぎには注意が必要(特に妊娠後期)
ルイボスティーは妊活中の方におすすめできるお茶のひとつです。
ただし、妊娠後期の方はルイボスティーに含まれるポリフェノールを過剰摂取することで胎児に悪影響を与える可能性がありますので、その点だけは注意してください。