「プロテインは妊活に効果があるのか?」「そもそもプロテインを摂ると身体にどんな影響があるのか?」
現在、妊活に励んでいる方の中には上記のような疑問を持つ方も少なくありません。
簡単に言えば、プロテインとはタンパク質のことです。プロテイン関連のサプリや飲料は、普段の食事量があまり多くない方がタンパク質不足を補うために用いられています。
なお、妊活中はタンパク質だけでなく他の栄養素もバランスよく摂取することが大切です。
妊活中の食事といっても、特別なメニューやレシピがあるわけではありません。一般的に健康によいとされる食生活を心がけましょう。
引用:東京都福祉局|妊活中の食生活について
食生活の基本は、毎日の食事です。1日3食、さまざまな食材を取り入れて、栄養バランスのとれた食事をとりましょう。たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をしっかりとることが健康な体をつくります。
ご覧の点を前提としながら、この記事ではプロテインが妊活にもたらす効果やおすすめのプロテイン商品をご紹介していきます。
体質を改善したい方、妊娠しやすい身体づくりを目指している方はぜひ参考にしていってください。
妊活中に飲むプロテインは、原料選びが大切です。
大豆由来のソイプロテインは、過剰摂取すると女性ホルモンのバランスが乱れることも。
妊活中の方のために開発された「授かりプロテイン」は、原材料のほとんどがお魚でできています。
・魚由来の原料でエストロゲン過剰になりにくく、無添加でアレルギーが少ない
・ペプチドサイズで消化・吸収しやすい
・シンプルなパッケージで職場でも持ち運びしやすい
妊活のために作られた、安心・安全のプロテインを、ぜひチェックしてみてください。
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プロテインは妊活女性におすすめ|効果や種類を解説
まずは妊活女性にプロテインをおすすめする理由や効果を解説していきます。
これまでにあまりプロテインを利用してこなかった方は、こちらの基礎知識からご覧になっていってください。
プロテインは妊活中に飲んで良い?
プロテインの主成分は動物性または植物性のタンパク質なので、妊活中に飲んでも問題ありません。
市販されているプロテインの多くは粉末状になっていって、飲料などと混ぜて摂取することが一般的です。
「主菜」を組み合わせてたんぱく質を十分に
引用:こども家庭庁|妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針
特定の食材に偏らず、多様な主菜を組み合わせて、たんぱく質を十分に摂取するよう心が
けましょう。
タンパク質は様々な食材から摂取できますが、妊活を考える場合には質にこだわることも大切です。
プロテインの質に関しては以下の動画で詳しく解説していますので、ぜひご覧になってみてください。
- 細胞分裂(卵子の成長)にはタンパク質が必要
- プロテインは消化吸収が良いものを選ぶ
- 添加物の有無も重要(無添加がおすすめ)
タンパク質は「複数のアミノ酸」または「複数のアミノ酸が結合したペプチド」で構成されています。分子レベルが小さいものほど消化吸収されやすいため、プロテインを選ぶときには商品の内容や製法を確認することが重要です。
食材に含まれているタンパク質をそのまま摂取するより、アミノ酸やペプチドまで細かく分解されたプロテインの方が消化吸収されやすいということになります。
また、プロテインでタンパク質を補う場合は不要な添加物が入っていないかどうかもチェックしましょう。
プロテインの飲み方や効果
プロテインを摂取する場合は1日の総量と飲むタイミングに気を付けてみてください。厚生労働省の情報によれば、18歳以上の女性に必要なタンパク質の量は1日あたり50gとされています。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020年版」では、18歳以上の1日当たりのたんぱく質摂取の推奨量は、女性が50g、男性が65gです。
引用:日本経済新聞|あなたのたんぱく質摂取量、足りている?
妊活をおこなう20代~40代女性で考えてみると「1日あたり65g~100g程度」のタンパク質が必要となりますので、この数字から計算してプロテインの量を決めてみましょう。
なお、プロテインを飲むタイミングとしては朝がおすすめです。朝は胃の中が空の状態となっているため、タンパク質を効率よく摂取できます。
これは普段の食生活においても重要なポイントなのですが、妊活中のタンパク質摂取と食事の仕方については以下の動画を参考にしてみてください。
- 子宮内膜や卵巣・卵子の材料としてタンパク質は必要
- 妊活&健康のためにお肉からタンパク質を摂る
- 妊活を目的とする場合はタンパク質が多いもの(お肉など)から食べる
タンパク質は子宮内膜・卵巣・卵子の材料となる栄養素です。当然、タンパク質が不足している場合は妊娠しづらくなる可能性が出てきます。
もちろんタンパク質を大量に摂取すれば必ず妊娠するということではありませんが、妊娠しやすい身体づくりにはタンパク質(=プロテイン)が必要です。
野菜のような食物繊維が多い食材(または料理)から食べると、後から摂取するタンパク質の吸収を抑えてしまいます。そのため、タンパク質を目的とするならお肉やお魚から先に食べた方が良いということです。
普段の食事もプロテインの摂取も同じなので、プロテインを利用するなら食前または食間に飲んでみてください。
プロテインの種類やソイとホエイの違い
市販されているプロテインには大きく分けて3つの種類があります。
ソイプロテイン | ・大豆由来のタンパク質(植物性) ・水に溶けにくい ・穏やかな消化吸収スピード |
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ホエイプロテイン | ・牛乳から採れる「乳清」由来のタンパク質(動物性) ・多くの必須アミノ酸を含む ・水に溶けやすく消化吸収スピードが速い |
カゼインプロテイン | ・牛乳由来のタンパク質(動物性) ・水に溶けにくい ・消化吸収スピードが緩やか |
ご覧のように大豆由来のタンパク質がソイプロテインで、乳清由来のタンパク質がホエイプロテインです。
牛乳に含まれるタンパク質のうち、ヨーグルトやチーズのように凝固するものはカゼインプロテインと呼ばれています。
消化吸収が速いのはホエイプロテインとなりますが、人によっては身体に合わない場合(お腹を下してしまうなど)もあります。
そういった方には、主原料が魚で添加物を含まない「授かりプロテイン」がおすすめです。こちらは普段の食事と共に摂取できるので、プロテイン飲料を飲んだときに感じるような胃もたれの心配がありません。
プロテインと妊活の関係でよくある質問
ここからはプロテインと妊活に関連したよくある質問に答えていきます。
「プロテインを飲むと不妊の原因になる?」「市販のプロテインでも大丈夫?」などの疑問を抱えている方は、ぜひこちらをご覧になっていってください。
プロテインを飲むと不妊になる?
プロテインを飲むと必ずしも不妊になるということはありません。
しかし、妊活~妊娠中の期間は大豆イソフラボンを含むサプリメントやその他の健康補助食品の摂取を控えるべきと言えます。(食事の中で自然に摂取する分に関しては問題はありません。)
大豆イソフラボンが原料となるソイプロテインには女性ホルモン(エストロゲン)と似た構造の成分が含まれていますが、過度に摂取するとホルモンバランスの乱れを引き起こすリスクがあり、妊活中の摂取は推奨されていません。
大豆イソフラボンは「ダイゼイン」「グリシテイン」「ゲニステイン」の3種類に分けられますが、そのうち女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ているものは「ダイゼイン」です。
ダイゼインは腸内細菌により代謝されると「エクオール」に変化します。エクオールに変化した方が身体に吸収しやすいのですが、日本人の場合はダイゼインをエクオールに代謝できる人の割合が約5割(※注釈)と言われています。
つまり、半分の方は大豆イソフラボン(ダイゼイン)を上手く吸収できていないということです。
※注釈|出典:日本女性医学学会雑誌,20:313-332,2012(国立国会図書館リサーチ)
このことを踏まえると、身体に負担を掛けてまで大豆イソフラボン含有のプロテインやサプリメントを摂る必要はないと考えられます。
以下の記事では、大豆イソフラボンの適切な摂取量、過剰摂取にあたる量などもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
プロテインは無添加の方が良い?
プロテインに限らず、妊活中に摂取するものは基本的に無添加の方が良いです。食品添加物の中には栄養の吸収を妨げるものもあります。
そのため、プロテインを選ぶ際は成分表をチェックしてみてください。以下の動画でも解説していますが、最近はコンビニでも無添加のプロテイン商品を購入できます。
- コンビニでも無添加プロテインは買える
- プロテインを摂るときは腸の動きが大切
- 鍼灸で体質改善することも大事
妊活のためにプロテインを利用しようと考えている方は、自身の体質にも気を配ってみてください。胃腸が弱い方だと上手くタンパク質が吸収されない場合もあります。
そういった方は適度な運動や鍼灸、生活リズムの改善などで妊娠しやすい身体づくりに励むことも大切です。
プロテインの飲み過ぎは妊活に影響でる?
プロテインの飲み過ぎによって妊活に悪影響が出る可能性は低いと言えるでしょう。
そもそも、一般的な体型の女性が身体に悪影響が出るほどプロテインを飲むことは難しく、水に溶けやすいタンパク質なら過剰に摂取した分だけそのまま排出されてしまいます。
ただし、プロテインを摂り過ぎた場合に下痢などの症状が出ることはあります。また、大豆由来のタンパク質(ソイプロテイン)を過剰摂取すると女性ホルモンの分泌バランスが乱れるかもしれません。
大豆には女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」と似た構造の「イソフラボン」が含まれています。プロテインの代わりとして豆乳を大量に摂取すると、脳が「エストロゲンの量は足りている」と勘違いして自然に分泌されるホルモン量が下がってしまう恐れがあると考えられています。
とはいえ、前述の通りホルモンバランスが乱れるほどプロテインや豆乳を飲むことは難しいため、1日における適量を守っていれば大きな心配はありません。
なお、大豆由来のタンパク質や豆乳に関する情報は以下の記事をご覧になってみてください。
妊娠中にプロテインを飲んでも大丈夫?
妊娠中にプロテインを飲んでも問題はありません。胎児にとってもタンパク質は必要な栄養素なので、日々の食事量が少ない方はプロテインでタンパク質を補いましょう。
なお、タンパク質が多い食べ物としては以下のようなものが挙げられます。
タンパク質が多いのは鶏のササミ肉、牛赤身肉、豚ロース肉、イワシ、スルメイカ、卵、納豆、チーズなどです。
市販のプロテインはおすすめ?
市販されているプロテインの中にもおすすめの商品はあります。
- 市販されているプロテインでも問題ない
- コンビニならナチュラルローソンがおすすめ
- 無添加の商品も多いので安心
最近のコンビニで考えると、ナチュラルローソンには無添加のプロテイン商品が多く揃っている印象があります。
妊活中に飲むプロテインは、原料選びが大切です。
大豆由来のソイプロテインは、過剰摂取すると女性ホルモンのバランスが乱れることも。
妊活中の方のために開発された「授かりプロテイン」は、原材料のほとんどがお魚でできています。
・魚由来の原料でエストロゲン過剰になりにくく、無添加でアレルギーが少ない
・ペプチドサイズで消化・吸収しやすい
・シンプルなパッケージで職場でも持ち運びしやすい
妊活のために作られた、安心・安全のプロテインを、ぜひチェックしてみてください。
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妊活に迷ったらファンクショナルマッサージ治療室に相談
プロテインと妊活の関係について詳しく解説してきましたが、覚えておくべきポイントは以下の通りです。
- 妊活中にプロテインを飲んでも問題ない
- タンパク質(プロテイン)は子宮内膜・卵巣・卵子に必要な栄養素
- タンパク質は朝、または食事の最初に摂取する
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