- 便秘がちの女性は着床しにくい?
- 便秘になる原因?
- 便秘を改善する方法は?
この記事ではご覧のような疑問を解消するために、便秘が妊活に与える影響について解説していきます。
日本人女性の約3割は日頃から便秘に悩んでいるといった調査結果もありますが、便秘は妊活の大敵です。
参考:ビオフェルミン製薬株式会社(PR TIMES)|全国の一般男女1,000人に聞いた「おなかケア」に関するアンケート調査を実施
もちろん、便秘の女性が100%妊娠できないわけではありません。ただし、慢性的に便秘の方だと健康な女性と比べて着床しづらくなる可能性はあります。
ここでは「便秘だと着床しにくいと言われる理由」「便秘になる原因や改善方法」を詳しくまとめましたので、ぜひ最後までご覧になってください。
乳製品由来の食べ物やサプリで乳酸菌を摂ろうとすると、人によっては上手く身体に吸収されないことがあります。(一定の割合で乳糖不耐性の方がいる)
また、妊活中の方が子宮内フローラや腸内環境を整えるために乳酸菌サプリを摂る場合は、複数の乳酸菌を配合しているものがおすすめです。
gyneco laboの「Fem Probio (フェムプロバイオ)」は余計な糖分を使わず、ラクトバチルス菌や植物性乳酸菌を組み合わせたサプリとなっています。
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腸内環境を整えて子宮内フローラを改善したい方はぜひお試しください。
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便秘がちの女性は着床しにくい?腸内環境が妊活に与える影響
ひとつの結論から先に伝えますと、便秘が不妊症の原因になるといった研究報告はありません。
とはいえ、便秘が着床を阻害する要素になっている可能性はありますので、妊活中の方は早急に改善しましょう。
なお、以下の動画では妊娠と便秘の関係性について分かりやすく説明しています。
- 妊活においては高温期における便秘改善が大切
- 便秘が続くと妊娠に必要な栄養素の吸収が悪くなる
- 乳酸菌を摂取する場合には糖分に気を付ける
便秘対策には乳酸菌を摂ることが推奨されています。しかし、市販の乳酸菌食品・乳酸菌飲料の中には糖分が過度に含まれているものもあります。
一度に多くの糖分を摂取すると血糖値が激しくアップダウンしてしまい「副腎」に大きな負担を掛けることになりますが、副腎は妊活において非常に大切な臓器です。
副腎は血圧、血糖、水分・塩分量などの体内環境を常にちょうど良い一定の状態に保つためのホルモンをつくっています。これらのホルモンは生命の維持に不可欠ですが、多すぎても少なすぎてもいけません。
引用:東京女子医科大学HP|副腎
腸内環境を改善し、副腎への負担を減らすなら余計な添加物や糖分が含まれていない食品やサプリメントを利用しましょう。
便秘だと着床しにくいと言われる理由|便秘の原因と解消法
ここでは「なぜ便秘だと着床しにくくなるのか?」という疑問を解消していきます。
日頃から便秘がちの妊活女性は、ぜひこちらを参考にしてみてください。
便秘だと着床しにくいと言われる理由
便秘だと着床しにくいと言われる主な理由は以下の3つです。
- 腸内環境は子宮や卵巣の状態にも影響を与える
- 便秘によって物理的に子宮や卵巣が圧迫される
- 便秘がホルモンバラスの乱れを引き起こす
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
腸内環境の悪化により子宮や卵巣の状態も落ち込む
最近の研究により、子宮内フローラの状態は腸内環境によって左右されることが分かってきました。
簡単に言えば「腸内環境が優れている=子宮内フローラも良好で妊娠しやすい」といった形になります。
逆に腸内環境が悪ければ子宮内フローラにも悪影響が生じて妊娠しづらくなるということです。
子宮内フローラとは子宮に存在する細菌群や状態を指す言葉です。細菌には大きく分けて善玉菌と悪玉菌の2種類があり、善玉菌であるラクトバチルス菌(乳酸菌の一種)の割合が多い方ほど妊娠しやすいことが判明しています。
子宮内フローラの状態を良くするためには、腸内の環境を整える必要があります。
子宮や卵巣に十分な栄養や酸素を送るには血液の循環を良くしなければなりませんが、便秘だと血液の元となる鉄分の吸収率が低下し、結果として「着床しにくい身体」になってしまいます。
これが便秘がちの女性は着床しにくいと言われる理由です。
なお、妊娠しやすい身体づくりに必要な栄養素は鉄分以外にも色々とありますが、亜鉛もそのうちのひとつです。
- 亜鉛不足だと細胞分裂しづらくなる
- 亜鉛不足は免疫力の低下や肌荒れの原因となる
- 亜鉛をうまく吸収するには腸内環境の改善が必要と言える
流れをまとめると「腸内環境が悪くなる」⇒「便秘がちになる」⇒「細胞分裂に必要な亜鉛がうまく吸収できなくなる」⇒「子宮内膜の状態が衰える」⇒「着床しにくくなる」といったイメージです。
妊活中は様々な栄養を摂ることよりも、まずは腸がうまく栄養を吸収できるように「不要なものを排出する」ということを意識しましょう。
便秘がちの腸が子宮や卵巣を圧迫する
腸と子宮・卵巣は近い位置にある臓器です。腸が便秘がちになると子宮や卵巣が物理的に圧迫されて着床しにくくなる可能性もあります。
子宮や卵巣の周りが窮屈になり血行が悪くなれば、その分だけ栄養が行き渡らなくなってしまいますので、日頃から便通を良くしておくことが大切です。
女性ホルモンの分泌に悪影響を及ぼす
便秘はストレスを溜め込む原因のひとつです。
女性の身体はストレスが過度に溜まると「いまは妊娠している場合ではない」と判断して、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌を本能的に抑えてしまいます。
着床に必要な子宮内膜の形成や卵子の質に関わってくるホルモンがエストロゲンです。
分泌されるエストロゲンの量が少ないと子宮内膜が薄くなる、卵子の質が悪くなるなどのマイナス要因が生じ、結果として着床しにくくなってしまいます。
女性が便秘になる主な原因
冒頭でも伝えた通り、日本人女性の約3割は便秘に悩んでいます。
不規則な食生活やバランスの偏った食事、運動不足やストレスなどの要因、ならびに近年の高齢化の進展に伴い、便秘の有訴者率が増加傾向にあります。
引用:e-ヘルスネット|便秘と食習慣
食生活の偏り・運動不足によって便秘になる方も多いのですが、男性と比べて女性が便秘になりやすい主な原因は以下の通りです。
- お腹や腰回りの筋力が低い
- 男性と比べて食事量が少ない
- 体内の水分量が足りていない
それぞれの内容を簡単にまとめましたのでご覧ください。
お腹や腰回りの筋力が低い
お腹や腰回りの筋力が低く、いきんでも腸内の便が出づらいというのが便秘になる原因のひとつです。
多くの女性はインナーマッスルが弱いため、力を入れてもしっかりと腹圧が掛かりません。
便秘がちの女性は日頃からお腹周辺のインナーマッスルを鍛えておきましょう。
男性と比べて食事量が少ない
大半の女性は男性と比べて食事量が少ないので、相対的に便の量も少なくなります。
便の量が少ないためトイレに行く回数が減る、トイレに行くタイミングがバラバラというのも便秘になる原因のひとつです。
毎日同じ時間帯にトイレへ行けば身体が便を出す感覚を覚えます。トイレに行く回数、行く時間をルーティーン化することも大事と言えるでしょう。
体内の水分量が足りていない
働き方やライフスタイルにより、トイレに行く回数を減らすため水分の摂取を控えている方もいるはずです。
体内の水分量が不足していると便が硬くなり出づらくなってしまいます。
水分を十分にとることで便がやわらかくなり、排便がスムーズになり便秘が改善する場合があります。また、水分は食物繊維に吸収される性質をもっているため、便のカサを増す役割もあるので、普段から十分に水分を補給するようにしましょう。
引用:健栄製薬HP|水分をとっているのに便秘なのはなぜ?考えられる原因や対処法を紹介
特に食が細い方は水分だけでも多めに摂取するよう心掛けてみましょう。
妊活中の便秘を改善する方法
妊活中の女性におすすめしたい便秘の改善方法は以下の3つです。
- 意識的に水分・食物繊維・乳酸菌を摂る
- 便秘解消のツボ押しやマッサージをする
- ストレッチや運動によって腸を動かす
お通じを良くするためには、昔から言われているように「水分」「食物繊維」を摂ることが大切です。
また、乳酸菌は腸内環境を整える役割がありますので、ぜひ一緒に摂取しましょう。
そのほか便秘解消のツボ押し・マッサージ・ストレッチなども有効的です。
以下の記事では妊娠中の便秘解消法を詳しく紹介していますので、妊活中の方も参考にしてみてください。
乳製品由来の食べ物やサプリで乳酸菌を摂ろうとすると、人によっては上手く身体に吸収されないことがあります。(一定の割合で乳糖不耐性の方がいる)
また、妊活中の方が子宮内フローラや腸内環境を整えるために乳酸菌サプリを摂る場合は、複数の乳酸菌を配合しているものがおすすめです。
gyneco laboの「Fem Probio (フェムプロバイオ)」は余計な糖分を使わず、ラクトバチルス菌や植物性乳酸菌を組み合わせたサプリとなっています。
・クリスパタス菌(ラクトバチルスの一種)の数が300億個/1カプセル
・植物性乳酸菌の数も500億個と非常に豊富
腸内環境を整えて子宮内フローラを改善したい方はぜひお試しください。
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「便秘 着床しにくい」に関してよくある質問
ここからは「便秘 着床しにくい」に関してよくある質問に答えていきます。
「便秘対策のために酸化マグネシウムを飲んでも良い?」「妊活中~妊娠中にいきんでも大丈夫?」といった疑問がある方はこちらをご覧ください。
着床時期に便秘対策として酸化マグネシウムを飲むのは問題ない?
着床時期に酸化マグネシウムを飲んでも特に問題はありません。(いまのところ酸化マグネシウムが着床を阻害するといった報告はないため)
酸化マグネシウムは便秘薬に含まれる成分のひとつです。便秘がちの妊婦にも処方されることがありますので、身体にとって負担が少ない便秘薬と言えるでしょう。
酸化マグネシウムは数ある便秘薬成分のなかでも「非刺激性下剤」に分類され、「刺激性下剤」と異なり腸を直接刺激せず便に作用して排便を促すので、お腹が痛くなりにくいばかりでなく、クセにもなりにくいという特徴があります。
引用:健栄製薬HP|ためらわなくても大丈夫! 妊娠中も服用できる医薬品の便秘薬
ただし、どんな薬も飲み過ぎれば体調不良の原因となる可能性がありますので、飲む容量は守ってください。
妊活中~妊娠中に便秘でいきむのは大丈夫?
便秘でなかなか便が出ないときにいきんでも大丈夫なのか?といった心配をする方もいます。
まだお腹の中に赤ちゃんがいない場合(=妊活中)はいきんでも問題ありません。注意しておきたいのは妊娠後期のタイミングです。
胎児が大きくなっていて出産可能な時期においては長時間、強くいきむことは控えた方が良いと考えられます。
着床するとどういった体調の変化が現れる?
着床したときの体調変化は人によってバラバラです。大きな変化がないため着床・妊娠に気付かず、生理がこないことで妊娠を知るケースも少なくありません。
なお、体調に変化が現れる場合だとオリモノの量、基礎体温、腰の痛みなどが変わってきます。
便秘がちで悩んでいる妊活女性はファンクショナルマッサージ治療室に相談
便秘がちな体質で悩んでいる方はファンクショナルマッサージ治療室までお越しください。
当院は鍼灸施術・骨盤矯正マッサージなどをおこなっている不妊専門の鍼灸院です。鍼灸やマッサージは便秘の改善にも効果的なので、お通じを良くしたい方には最適と言えます
ファンクショナルマッサージ治療室の施術内容や効果
ファンクショナルマッサージ治療室では不妊改善を目的とした鍼灸施術や骨盤矯正マッサージをおこなっています。
上のグラフは当院に通われた方のご懐妊率です。40歳以上でも85%の方が妊娠し、無事に当院を卒業されています。
「鍼灸で妊娠率がそんなに変わるの?」といった疑問を持つ方も少なくありませんが、針治療が妊娠率に良い影響を与えることは海外の研究でも分かっています。
当院では15年以上にわたって不妊に効果的な鍼灸施術やマッサージを考案してきました。例えば鍼灸によって便秘が改善されれば、それだけ着床しやすい身体に近づきます。
便秘がちな体質を治したい方だけでなく、様々な不妊治療をおこなってきたものの成果が現れない方は、ぜひファンクショナルマッサージ治療室を頼ってみてください。
ファンクショナルマッサージ治療室の妊活お悩み相談会について
当院ではこれまでに培ってきた不妊改善の知識や情報を多くの方と共有するために「妊活お悩み相談会」を開催しています。
当院に通われたことがない方でも参加できます。また、参加費は無料でキャンセル料も掛かりません。
参加方法はLINE友だち登録から必要事項を入力して予約するだけです。
不妊改善を専門とする講師が妊活に役立つ情報を発信し、参加者は自分が抱える疑問や悩みをライブチャットで相談できるといった形になっています。
なお、自身の画像と音声は自分でOFFにできますので、誰かに身元を知られる心配はまったくありません。
便秘を治して着床しにくい身体を改善|妊活で困ったらファンクショナルマッサージ治療室
「便秘がちだと着床しにくいのか?」といった疑問・悩みをテーマにしながら、妊娠しづらくなる理由や解消法を紹介してきました。
- 便秘により着床率が下がる可能性はある
- 腸内環境が悪いと子宮内フローラにも悪影響を与える
- 妊活をするなら腸内環境の改善を最優先に考えるべき
ファンクショナルマッサージ治療室では便秘の改善に役立つ鍼灸施術やマッサージのほか、食生活へのアドバイスもおこなっています。
また、日々のカウンセリングでは腸内環境が改善された後に摂るべき栄養素やサプリの選び方などもお伝えしていますので、妊活中の方はぜひご相談ください。
なお、遠方に住んでいて通院できない方は当院が実施している「妊活お悩み相談会」をご利用いただければと思います。