- 妊活中に大豆イソフラボンを摂りすぎるのは良くない?
- 大豆イソフラボンはソイプロテインにも含まれている?
- どれくらいの量を摂ると大豆イソフラボンの過剰摂取になる?
この記事では上記のような疑問を解消するために大豆イソフラボンを摂りすぎるとどうなるのか?を解説していきます。
結論から伝えますと、妊活~妊娠中の期間は大豆イソフラボンを含むサプリメントやその他の健康補助食品の摂取を控えるべきと言えます。(食事の中で自然に摂取する分に関しては問題ない)
大豆イソフラボンには女性ホルモン(エストロゲン)と似た構造の成分が含まれていますが、過度に摂取するとホルモンバランスの乱れを引き起こすリスクがあり、妊活中の摂取は推奨されていません。
特に大豆イソフラボンが多く含まれるソイプロテインやサプリメントの摂取量には注意が必要です。
本文中では大豆イソフラボンの適切な摂取量、過剰摂取にあたる量などもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
妊活中に飲むプロテインは、原料選びが大切です。
大豆由来のソイプロテインは、過剰摂取すると女性ホルモンのバランスが乱れることも。
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・魚由来の原料でエストロゲン過剰になりにくく、無添加でアレルギーが少ない
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妊活中の女性が大豆イソフラボンを摂りすぎるとどうなる?
ここでは妊活中の女性に向けて大豆イソフラボンの効果や目安となる摂取量・上限量を解説していきます。
妊活中に必要なタンパク質を摂取するためにプロテインを飲む方もいますが、プロテインは原料によって種類が変わり、大豆由来のものが「ソイプロテイン」と呼ばれます。
ソイプロテインには大豆イソフラボンが含まれているため、摂取する量には気を付けなければなりません。
上記の点を踏まえた上で、大豆イソフラボンを摂取する目的や詳しい注意点を紹介していきます。
そもそも妊活中の女性が大豆イソフラボンを摂取する目的とは
妊活中の女性が大豆イソフラボンを摂取する目的としては以下の点が挙げられます。
- 大豆イソフラボンはエストロゲン(女性ホルモン)と似た構造をしている
- 大豆イソフラボンを摂取してエストロゲン不足を解消する
- 大豆イソフラボンによって細胞の新陳代謝を促す(若返り効果)
また、タンパク質を目的として大豆食品を多めに摂取する方も多くいます。
妊活中に知っておきたいタンパク質(プロテイン)の摂り方については以下の動画で解説していますが、注目してもらいたいのはソイプロテインには大豆イソフラボンが含まれているという部分です。
- タンパク質不足は妊活を不利にするが、タンパク質だけ摂れば良いわけではない
- ソイプロテインに含まれる「大豆イソフラボン」は良い働きも悪い働きもする
- 牛乳由来のホエイプロテインは消化吸収が良いもののアレルギーを起こすこともある
動画内でも触れていますが、ソイプロテインには大豆イソフラボンが含まれています。
大豆イソフラボンは「ダイゼイン」「グリシテイン」「ゲニステイン」の3種類に分けられますが、そのうち女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ているものは「ダイゼイン」です。
ダイゼインは腸内細菌により代謝されると「エクオール」に変化します。エクオールに変化した方が身体に吸収しやすいのですが、日本人の場合はダイゼインをエクオールに代謝できる人の割合が約5割(※注釈)と言われています。
つまり、半分の方は大豆イソフラボン(ダイゼイン)を上手く吸収できていないということです。
※注釈|出典:日本女性医学学会雑誌,20:313-332,2012(国立国会図書館リサーチ)
このことを踏まえると、身体に負担を掛けてまで大豆イソフラボン含有のプロテインやサプリメントを摂る必要はないと考えられます。
大豆イソフラボンの摂りすぎは良くないと言われている理由
適度に摂取すれば身体の調子を整えてくれる大豆イソフラボンですが、摂りすぎるのは良くないとされています。その主な理由を以下にまとめましたのでご覧ください。
- 適量の摂取は人体に有益な作用をもたらすが過剰摂取による有害性についても指摘されている
- 具体的には女性におけるホルモンバランスの乱れ、乳幼児における病気リスクの増加が挙げられる
- 厚生労働省が管轄する食品安全委員会でも大豆イソフラボンの摂取量に関する注意喚起がおこなわれている
大豆イソフラボンには先ほど触れた通り「女性ホルモンの補助的効果」「新陳代謝の促進」といった効果があります。
しかし、動物を使った実験では大豆イソフラボンの過剰摂取によって健康を損なう恐れがあることが分かっています。
いまのところ人間にも同じような健康被害が出るかどうかは分かっていないものの、厚生労働省管轄の食品安全委員会は健康補助食品(ソイプロテインやサプリメント)による大豆イソフラボンの摂取を推奨していません。
特に妊活~妊娠中は大豆イソフラボンの過剰摂取リスクを考えた方が良いので、自然な食事以外で大豆イソフラボンを摂るのは控えましょう。
参考:食品安全委員会(厚生労働省管轄)|大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方
女性における1日の目安摂取量と上限量
女性における1日あたりの大豆イソフラボンの目安摂取量と上限量は以下の通りです。
- 閉経前の目安量:16mg/日(自然な摂取量)+30mg/日(上乗せ摂取量)=46mg
- 閉経後の目安量:22mg/日(自然な摂取量)+30mg/日(上乗せ摂取量)=52mg
- 上限量は70mg~75mg/日
普段の食事の中で自然と摂取する量を16mg、意識的に上乗せする量を30mgとして計算すると、妊活中に摂取しても問題ない大豆イソフラボンの量は1日あたり46mg程度となります。
なお、1日あたりの上限量は70mg~75mgです。もちろん、仮に1日だけ上限量を超えてもすぐに健康的な被害が出るわけではありません。
豆乳や納豆などの大豆イソフラボン含有量について
以下では豆乳や納豆などに含まれる大豆イソフラボンの量を表にまとめました。
妊活女性における大豆イソフラボンの目安摂取量「46mg/日」上限量「70~75mg/日」を踏まえた上でご覧になってみてください。
大豆食品の量 | 大豆イソフラボンの含有量 |
---|---|
納豆1パック(約45g) | 約35mg |
豆腐1丁(約300g) | 約80mg |
豆乳1パック(約200g) | 約40mg |
きな粉大さじ1杯(6g) | 約10mg |
上の表を参考にすると、納豆1パック(35mg)+豆腐1/2丁(40mg)で1日あたりの上限量に達することが分かります。
納豆や豆腐は低カロリーといったイメージがあるため、ダイエット中に好んで食べる女性は多いかもしれません。
しかし、こうした食品ばかりを食べていると大豆イソフラボンの過剰摂取に繋がってしまいますので注意しましょう。
大豆イソフラボンの摂りすぎに関してよくある質問
ここからは大豆イソフラボンの摂りすぎ(過剰摂取)に関してよくある質問に答えていきます。
- 大豆イソフラボンを摂りすぎた場合はどうなる?
-
大豆イソフラボンを過剰に摂取すると胃痛・下痢・消化不良・肌荒れ・髪質の変化・ホルモンバランスの乱れなどを引き起こす可能性があります。
また、妊娠中の場合は胎児の発育に悪影響を与えるとされています。
- 大豆イソフラボンはどれくらいの量で過剰摂取になる?
-
閉経前の女性における大豆イソフラボンの1日あたり摂取上限量は70~75mgです。
- 女性が大豆イソフラボンを摂りすぎると生理が遅れる?
-
大豆イソフラボンには女性ホルモン(エストロゲン)と似た構造の成分が含まれていることから、過剰摂取することでホルモンバランスが乱れ、結果として生理が遅れる(または早まる)可能性が指摘されています。
- 閉経後に大豆イソフラボンを摂りすぎるとどんな症状が出る?
-
閉経後の女性が大豆イソフラボン150mgを含んだ錠剤を5年にわたって摂取したところ、子宮内膜増殖症の発症率が優位に高かったという海外の研究報告があります。
日本ではこうした結果や日本人の過去の食生活を基にして「70~75mg/1日」という上限量を設定しています。
- 大豆イソフラボンが含まれないおすすめのプロテインは?
-
大豆イソフラボンが含まれないおすすめのプロテインについては以下の動画で紹介しています。
動画のポイント- 細かい分子で構成されているタンパク質ほど吸収しやすい(特に消化能力が低い女性の場合)
- 受精卵が細胞分裂するためにもタンパク質は必要
- アミノ酸やペプチドレベルまで細かくなっているプロテインがおすすめ(無添加のものを選ぶ)
妊活中に飲むプロテインは、原料選びが大切です。
大豆由来のソイプロテインは、過剰摂取すると女性ホルモンのバランスが乱れることも。
妊活中の方のために開発された「授かりプロテイン」は、原材料のほとんどがお魚でできています。
・魚由来の原料でエストロゲン過剰になりにくく、無添加でアレルギーが少ない
・ペプチドサイズで消化・吸収しやすい
・シンプルなパッケージで職場でも持ち運びしやすい
妊活のために作られた、安心・安全のプロテインを、ぜひチェックしてみてください。
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