「着床率を上げるために効果的な飲み物はある？」「妊活中におすすめの飲み物は？」
妊活をしている方の中には、こうした疑問を持つ方がたくさんいます。
当記事ではご覧のような疑問を解消するために「妊活中におすすめの飲み物」「注意すべき飲み物」などを詳しくまとめました。
結論から先に伝えますが、摂取すれば確実に着床率が上がる飲み物というのはありません。ただし、妊娠しやすい身体作りに効果的な飲み物はあります。
逆に「妊娠しづらくなってしまう」と考えられる飲み物についても解説していますので、妊活に励んでいる方やこれから妊活を始める方はぜひご覧になっていってください。
【着床率を上げる】卵子の質を良くする飲み物・注意が必要な飲み物とは？
冒頭でも伝えたように着床率を100％アップさせる飲み物というのはありません。
ただし、飲むことで妊娠しやすい身体作りに役立つ飲み物はあります。
一例を挙げると「ルイボスティー」「ミント系や花系のハーブティー」「黒豆茶やタンポポ茶などのお茶類」といったものが代表的です。
- 抗酸化作用が高い飲み物で卵子の老化を防ぐ
- リラックス作用のある飲み物で心身のストレスを抑える
- 身体を温めることで子宮の正常な働きを促す
こうした作用がある飲み物を選べば、自然と妊娠しやすい身体へと近づいていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、妊活中の方に気にしてもらいたいのは、逆に「着床率が下がる可能性がある飲み物や食べ物」の存在についてです。
以下の動画では、飲み物や食べ物に含まれている「妊活を阻害するかもしれない成分」を解説しています。
- 飲み物を選ぶときは成分表をチェック
- 「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」は血糖値を上げやすいので注意が必要
- 体内が高血糖状態になると卵子にも良い影響を与えない
アイスやジュースなどに含まれている「ぶどう糖果糖液糖」または「果糖ぶどう糖液糖」は血糖値の急激な上昇を引き起こしやすいので、妊活中はあまり摂らないようにしましょう。
血糖値が急激に高まると体内の糖とタンパク質が結合して「糖化ストレス（＝老化の原因）」が生じます。
糖化ストレスは卵子の質低下（＝卵子の老化）に繋がると考えられているため、妊活に良い影響を与えません。
「着床率を上げたい」「できるだけ早く妊娠したい」という方は、飲み物や食べ物に含まれる糖分を意識してみてください。
【着床率を上げる】妊活中の女性におすすめしたい飲み物ランキング3選
妊活中の女性におすすめしたい飲み物は以下の3つです。
それぞれの特徴を分かりやすく説明していますので、ぜひご覧ください。
①高い抗酸化作用を持つルイボスティー
近年、様々な分野において注目を集めている「ルイボスティー」は妊活中の方にとっても多くのメリットがある飲み物です。
- 抗酸化作用が高いポリフェノールが多く含まれている（＝子宮や卵子の老化防止）
- 鉄分やミネラル（マグネシウムなど）が非常に豊富
- カフェインがいっさい含まれていない
年齢が若い人ほど着床率や出産率は高く、加齢と共にそれぞれの確率が下がることはこれまでの研究・データで分かっています。
妊娠するためには体内の老化を抑えることが大事なので、抗酸化作用が高いルイボスティーは妊活女性におすすめと言えるのです。
また、ルイボスティーには鉄分も多く含まれているため、貧血になりやすい女性にとってありがたい味方となります。
さらにカフェインをいっさい含んでいないという点もルイボスティーをおすすめする理由です。
カフェインの摂取と着床率に関しては明確な因果関係が分かっていません。ただし、中にはカフェインの摂り過ぎによって自然妊娠の時期が遅れるといった研究報告もありますので、妊活中からカフェインの摂取を控えることは大事と言えます。
なお、ルイボスティーの効果やメリットについては以下の記事で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてみてください。
②コンビニでも買えるお手軽なハーブティー
最近ではコンビニでも無添加のハーブティーを購入できます。
ハーブティーは種類によって効果が変わりますが、おすすめのものを以下の動画で説明していますのでご覧になってみてください。（1分以内に見終わるショート動画です）
- コンビニでも妊活におすすめのお茶が購入できる
- スペアミント・ペパーミント・レモングラスなどのハーブは「清熱効果」が期待できる
- 玄米・黒豆などを使った漢方茶もおすすめ
レモングラス・レモンマートル・スペアミント・セージ・ペパーミントといったハーブには身体の熱を抑える「清熱効果」がありますので、日頃から体温が高い方や生理痛がひどい方におすすめです。
また、玄米や黒豆などを使った漢方茶には「血行促進効果」や「アンチエイジング効果」が期待できます。
特徴的な黒い見た目を作り上げているのは、種皮に含まれる天然色素のポリフェノール「アントシアニン」。アントシアニンには抗酸化作用があり、様々な健康効果が期待できる。このアントシアニンを始めとした黒豆の栄養をたっぷりとるために有効なのが、黒豆茶だ。
引用：日本経済新聞｜女性にやさしい黒豆茶 アンチエイジングと冷えに効果
そのほか、ラベンダーやジャスミンといった花が原料となっているハーブティーには「リラックス効果」があり、妊活中のストレスを改善してくれます。
③温活に役立つ黒豆茶・タンポポ茶などのお茶類
妊活をしている方の中には、合わせて「温活」にも取り組んでいる方が多いと思いますが、身体を温めるのは妊活において非常に良いことです。
そんな妊活・温活中の方におすすめしたいのが前項でも登場した黒豆茶、またはタンポポ茶などのお茶類です。
黒豆茶にもタンポポ茶にも血流を改善して「冷えを予防・解消する効果」があります。
- 「冷え」は神経伝達を阻害する
- 卵子の質・着床率アップのために子宮周りの体温を上げる
- お尻の上にある「仙骨」を温めることが大切
冷えによって神経伝達が悪くなると子宮の働きも落ちるため、妊活においては適度に身体を温めることが重要となります。
この際、お尻の上にある「仙骨」の部分を温めるよう意識してみましょう。（直接的な方法だと入浴中にシャワーを当てて温めるなど）
もちろん温かいお茶を飲んで体内から温めるというのも効果的です。
こうした妊活・温活を目的として黒豆茶やタンポポ茶を飲む方は増えていますので、ぜひ試してみてください。
ちなみにタンポポ茶と似た飲み物で「タンポポコーヒー」というものもありますが、そちらはタンポポの根っこだけを使った飲み物です。（ただし、メーカーや商品によってはタンポポ茶とタンポポコーヒーが混同している場合もある）
どちらも効果・効能にそれほど大きな差はありませんので、自分が好きな味わいを選んでみましょう。
着床率を下げる？妊活中の飲み物に関してよくある質問
ここからは妊活中の飲み物に関してよくある質問に答えていきます。
「着床率を下げる飲み物はあるのか？」「妊活中にココアを飲んで良いのか？」など、気になる疑問を解消していきましょう。
妊活中に禁忌とされるハーブティーは？
妊活中に禁忌とされる（飲んではいけない）ようなハーブティーというのはありません。
ただし、ハーブの中には「カモミール」や「フィーバーフュー（ナツシロギク）」のように、子宮の収縮作用や月経の促進作用があるものも存在します。
厚労省の関連サイトによれば、特にローマンカモミールは子宮を刺激する作用があるため妊娠中は飲まない方が良いとされています。また、フィーバーフューは頭痛の改善に効果的とされるハーブですが、ローマンカモミールと同様に子宮収縮作用の恐れがあるため妊娠中の方は飲むのを控えましょう。
参考：厚生労働科学研究成果データベース｜カミツレ（カモミール）
厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』｜フィーバーフュー（ナツシロギク）
ほかにもパッションフラワーなどのハーブに同じような危険性があると示唆されていますが、どれも大量に飲まなければ大きな問題にならないと考えられています。（未だ解明されていない部分が多い）
気になる方はカモミールやフィーバーフューといったハーブティーを避け、ルイボスティーや黒豆茶といった別の飲み物を選んでみてください。
なお、上記の危険性はあくまで「妊娠中の方」に対するものとなります。
妊活や温活にココアは効果的？
カフェインを摂ることで着床率が下がるという明確なデータはありませんが、妊娠した後のことを考えるなら妊活中からカフェインを控えておいた方が良いと言えます。
「紅茶、ココア、コーラ飲料は、ほぼ同程度のカフェインを含み、コーヒーにはこれらの約２倍のカフェインが含まれている。 このため、カフェインの胎児への影響についてはまだ確定していないが、妊婦はコーヒーの摂取量を一日３～４杯までにすべき」とされています。
引用：厚生労働省HP｜食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ＆A
妊活中の場合、カフェインを摂り過ぎることで副腎疲労から「若返りホルモン（DHEA）の分泌量低下」を招きやすくなります。
子宮や卵子にとって必要なホルモンの分泌量が低下すれば、結果的に着床率も下がってしまうかもしれません。
また、一般的に販売されているココアには糖分も多く含まれています。
過剰に摂取すると「体重増加」「糖化ストレスの増加」といった懸念が生じますので、どうしても飲む場合には量に気を付けてください。
無印で買える妊活におすすめの飲み物は？
無印良品には「黒豆とルイボスのお茶」など、妊活女性におすすめの飲み物が並んでいます。
- 成分表をチェックする
- 糖分を多く含まないものがおすすめ
- ノンカフェインの商品を選ぶ
何か飲み物を買う場合には成分表を見て「ぶどう糖果糖液糖」の有無をチェックしましょう。
糖分が多い飲み物は体内の糖化ストレスを高めてしまうため、妊活中の身体にはあまり良くありません。
また、カフェインが含まれていないかどうかも大切なポイントなので、合わせて確認してみてください。
【着床率を上げる】妊活に困ったらファンクショナルマッサージ治療室に相談
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ファンクショナルマッサージ治療室はこれから妊活を始める方にもおすすめ
「着床率を上げる飲み物とは？」というテーマに合わせて、妊活に役立つ色々な情報をご紹介してきました。
- 着床率を上げたい場合は「糖分が少ない飲み物」「カフェインを含まない飲み物」を選ぶこと
- 妊活中はルイボスティー、ハーブティー、黒豆茶・タンポポ茶などがおすすめ
- 糖化ストレスの抑制や身体の冷え予防を意識することが大切
ファンクショナルマッサージ治療室では、こうした情報を無料かつオンライン形式でも配信しています。
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