「不妊治療のために検査をしたら子宮内膜が薄いと言われた…」「子宮内膜の厚さは妊娠率に関係してくるの?」
この記事では、ご覧のようなお悩みや疑問を解決するために薄い子宮内膜を改善する方法や妊娠率との関係性を説明していきます。
加齢、それに伴う子宮内膜症などによって内膜が薄くなっている場合は、ホルモンバランスの乱れを治してセルフ改善を目指していきましょう。具体的にはビタミンE・ビタミンBを摂取して、骨盤周りの血流を良くすることが大切です。
子宮内膜が薄いと妊娠できないといった話を聞く機会が多いと思いますが、実際には内膜が薄くても妊娠は可能です。
ただし、やはりある程度の厚さを維持していた方が妊娠しやすいといった研究報告もありますので、なるべく自分の力で子宮や卵巣の環境を良くしていきましょう。
子宮内膜が薄いと言われる原因や内膜を厚くする方法を知りたいという方は、ぜひこちらの内容を参考にしていってください。
子宮内膜が薄いと言われても妊娠は可能|原因や改善方法を解説
妊活をしている女性が検査の結果「子宮内膜が薄い」と言われてしまうと落ち込んでしまうかもしれません。
そんな方のために、まずは子宮内膜が薄い原因や改善する方法を解説していきます。
また、そもそも子宮内膜が薄いとどうなるのか?といった疑問も合わせて解消していきますのでご覧ください。
そもそも子宮内膜が薄いとどうなる?
子宮内膜は受精卵を受け入れて妊娠を成立させるという重要な役割を担っている組織です。
子宮内膜が薄いと妊娠率が下がるといった研究結果も報告されていますので、妊活している女性にとっては大切な部分と言えるでしょう。
子宮内膜が薄いと妊娠率の低下に繋がると考えられていますが、逆に内膜が異常に増殖して厚い状態が続いたままだと他の病気(子宮体癌など)の発症リスクが高まります。
参考:社会福祉法人済生会|子宮内膜増殖症
一般的に子宮内膜の厚さは平均して8mm~12mm(10mm前後)とされていますので、6~7mm以下の場合は「薄い」と判断されるかもしれません。
子宮内膜が薄いと言われる原因は?
子宮内膜は子宮の内側を覆うような形で増殖するのが正常な状態です。
しかし、子宮内膜を厚くするための女性ホルモン(エストロゲン)が正しく分泌されていないと内膜は厚くなっていきません。
子宮内膜の厚さは排卵の時期と関係しています。排卵の時期がズレると同じタイミングで検査しても子宮内膜の厚さが変わってきますので、正しいリズムで排卵がおこなわれているかをチェックすることも大切です。
排卵リズムの乱れが原因の場合は、排卵を誘発する薬の投与やホルモン治療によって子宮内膜の厚さも正常に戻る可能性があります。
- 子宮内膜症では卵巣やダグラス窩などに血が溜まってしまうこともある
- 骨盤周りを運動させることが大切
- 血流が良くなればリンパや静脈がある程度は処理してくれる
また、加齢によって子宮内膜症の症状が顕著に現れている方だと、子宮や卵巣周りに余計な血液が溜まってしまい、ホルモンの分泌を邪魔していることも考えられます。
こうした場合には骨盤周りの運動をおこない、リンパや静脈の流れを改善することが必要です。
子宮内膜を厚くする改善方法は?
子宮内膜を厚くするためには「ビタミンEの摂取」と「適度な運動」が大切となってきます。
この点については動画で分かりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
- 子宮内膜症が原因の場合、卵巣などに鉄分を含んだ血液が溜まってしまう
- 鉄分が酸化すると卵巣・卵子に悪影響を与える
- 血流を改善するためには「ビタミンE」が効果的
天然由来のビタミンEを摂取しながら、骨盤周りの運動をおこない「血流を良くする」というのが自分でもできる子宮内膜症の改善方法です。
薄い子宮内膜を正常に戻すためにも、こうしたセルフケアは大事になってきます。
また、お灸や呼吸法などによって改善できるケースもありますので、ぜひ試してみてください。
ちなみに体外受精を用いた不妊治療をおこなう場合、乱れているホルモンバランスを治すために「卵胞ホルモン」「黄体ホルモン」を投与するといった方法もあります。
2016年に着床に最適な時期を調べる検査を受けたところ、一般的な移植時期の「黄体ホルモン投与から5日目」より、1日遅いほうが可能性が高まるとの結果が出た。(竹井陽平)
引用:読売新聞オンライン|体外受精、子宮内膜を検査…着床に最適な時期計る
自然妊娠で受精卵は細胞分裂を行いながら、5日程度かけて卵管内を移動し、子宮内膜に着床する。体外受精は、ホルモン剤投与などでこれをまねる。
まず卵胞ホルモンを子宮内膜が6ミリ以上の厚さになるまで投与する。次に内膜の最終調整を行う黄体ホルモンを5日間投与し、同じ日数をかけて培養した受精卵を子宮に移す。
エストロゲンと呼ばれる「卵胞ホルモン」を投与することで子宮内膜の増殖を促し、十分な厚さになったら排卵を促進させる「黄体ホルモン」を投与することで着床の時期をコントロールするといった形です。
あくまでこちらは体外受精の流れなので、自然妊娠を目指すのであれば子宮内膜をできるだけ自分で厚くする方法を実践しましょう。
子宮内膜が薄いと言われた方が抱える疑問やお悩み
ここからは子宮内膜が薄いと言われた方の疑問やお悩みに答えています。
「子宮内膜が薄いと妊娠できないのか?」「本来、子宮内膜はどれくらいのペースで厚くなるのか?」などを知りたい方は、こちらを参考にしていってください。
子宮内膜が薄くても妊娠したケースはある?
子宮内膜の厚さと妊娠率の関係性については数多くの研究や論文が発表されていますが、内膜が薄くても妊娠したケースはたくさんあります。
子宮内膜の厚さが6mm未満だと一般的には「薄い」と判断されます。
ただし、6mm未満の場合でも妊娠率は30%台というデータもありますので、諦める必要はまったくありません。
また、妊娠する確率は子宮内膜の厚さだけでなく、その他の要因によっても変化します。
子宮内膜が厚くならないのはなぜ?
月経後に剥がれ落ちた子宮内膜は、次の排卵日が近づくにつれてまた厚くなっていきます。
この際、子宮内膜が厚くならない原因として考えられるのは以下の2つです。
- ホルモンバランスの乱れ
- 子宮内膜症の影響
女性の身体では子宮内膜を厚くするために「エストロゲン(排卵前に多く分泌)」と「プロゲステロン(排卵後に多く分泌)」という2つのホルモンが分泌されています。
寝不足や食事内容、仕事でのストレスなどによって体調が崩れてしまうと、分泌されるホルモンのバランスも乱れてしまい、結果として子宮内膜の厚みにも悪影響が出るということです。
また、加齢と共に子宮内膜症が悪化すると、子宮の内側ではなく他の箇所に膜を張ってしまうことがあります。
その後、生理によって膜が剥がれると「子宮の外側や卵巣のあたりで出血が起こる」「血液が酸化してストレスが加わる」「ホルモンバランスがさらに乱れる」といった流れで子宮内膜が正常に増殖しないケースも珍しくありません。
子宮内膜は1日で何ミリ厚くなる?
月経後、子宮内膜は1日あたり平均0.5~1.0mmほど厚くなっていきます。
これが排卵まで続き、排卵後には1日あたり平均0.1mm程度厚くなっていくというのが一般的な考え方です。
子宮内膜の厚さは排卵の時期に8~10mm、厚い方だと12~13mmくらいまで増えます。
受精から着床までの流れを考慮すれば10mm前後の厚さが理想的と言えるでしょう。
子宮内膜が薄いと言われたら|ファンクショナルマッサージ治療室に相談
できれば自分で子宮内膜の薄さを改善して、自然に妊娠したいという方はファンクショナルマッサージ治療室までご相談ください。
当院では不妊治療を目的としたマッサージ・整体・鍼灸などの施術をおこなっています。
妊娠しやすい身体作りをサポートするのがファンクショナルマッサージ治療室の役割であり、これまでには6,000人以上の妊活をサポートしてきました。
ファンクショナルマッサージ治療室の実績・施術内容
こちらは当院で施術を受けた方の「年齢」「妊娠率」をまとめたデータです。
ご覧のように40代以上の方の妊娠率は85%となっています。
一般的に妊娠しづらくなると言われる30代後半から40代以上をまとめても妊娠率は80%以上です。
- カウンセリング(新規の方)
- 体験施術(新規の方)
- 不妊鍼灸(ホルモンバランスや内膜の厚さを改善)
- 妊活整体(骨盤の矯正と妊娠しやすい身体作り)
- 栄養療法(分子栄養学を用いた食事のアドバイス)
※施術内容は店舗によって異なる場合があります
国家資格を持っている女性鍼灸師が丁寧にカウンセリングをおこないますので、おひとりでも最初から気軽にご来院いただけます。
また、当院の特徴は産婦人科医や分子栄養学の先生たちと連携し、色々な角度から妊活をサポートしているところです。
身体の外側だけでなく、内側から妊娠しやすい身体を作っていくために食事の内容などもアドバイスしています。
ファンクショナルマッサージ治療室のオンライン相談会
ファンクショナルマッサージ治療室では、妊活中の様々な疑問やお悩みを解消するために「オンライン相談会(完全無料)」を定期的に開催しています。
- ライブ配信の形式で実施
- 専門家の講座・セミナーに無料で参加可能
- 参加者側は音声・画像OFFでも大丈夫
毎回専門の講師を招き、ライブ配信形式で妊娠に役立つ情報を発信しています。
参加費は無料でご予約をキャンセルした場合でも費用を請求することはありません。
また、顔や声を出さなくても良いので、匿名性が守られているというのも特徴的な部分です。
妊活・妊娠に関する疑問を解消したい、専門家の意見が聞きたいという方は、ぜひ「オンライン相談会(完全無料)」に参加してみてください。
子宮内膜が薄いと言われても妊娠を諦める必要はない
「子宮内膜が薄いと言われて悩んでいる」という方が抱える疑問を解消するために、内膜を厚くする方法などをご紹介してきました。
- 子宮内膜が薄くても妊娠自体は可能
- 子宮内膜を正常な状態に戻すなら「ビタミンEの摂取」「骨盤周りの血流改善」が大事
- ホルモンバランスの乱れを治すことで子宮内膜が厚くなる可能性もある
ファンクショナルマッサージ治療室では子宮内膜を厚くするためのマッサージ・整体・鍼灸などをおこなっています。
「どうやったら子宮内膜を正常な状態にできるのか…」「ホルモンバランスの乱れを治したい…」という方は、一度当院のスタッフまでご相談ください。
しっかりと丁寧にカウンセリングをおこなった後、あなたに最適な妊活プログラムをご提案します。