妊活中に身体を温める時期や場所|冷え性改善で妊娠確率は上がる?

妊活温める時期

当記事では上記のような疑問を持つ女性のために「妊活中に身体を温めた方が良い時期や場所」を解説していきます。

低温期に身体を温めると子宮や卵巣周りの血流が促進され、卵子の成長に良い影響を与えます。冷え性の方は日頃から手足などを温め体内の血液循環を良くしておきましょう。

本文では妊活中に効果的な身体を温める方法冷え性を改善した方が良い理由なども紹介しています。これから妊活を始める方はぜひこちらの内容を参考にしてみてください。

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目次

妊活で身体を温める時期や場所について

まずは妊活中に身体を温める時期や温めた方が良い場所について見ていきましょう。

それぞれの内容を分かりやすく説明していきます。

妊活で身体を温める時期

妊活中に身体を温めた方が良い時期は「生理が終了した日(次の排卵の準備)」から「予測される次の排卵日」までの期間です。

月経の周期における「低温期」と呼ばれる時期は身体を温めて卵巣や子宮の血流改善を図りましょう。なお、低温期の平均的な体温は36.0~36.6度くらいです。

妊活中に大切な体温の話
  • 重要なのは体温の高さより「低温期」と「高温期」がハッキリと分かれていること
  • 卵胞が育つ時期には体温が低く、なおかつ排卵後の黄体期が2週間前後つづくことが望ましい
  • 高温期の体温は低温期と比べて「0.3~0.5度」ほど高くなる

なお、仮に低温期の体温が36度を下回っていても、高温期との体温差がしっかりと現れていれば正常な排卵~受精~妊娠はできるとされています。

大切なのは体温自体ではなく、正常な月経周期の卵胞期には低い体温を、黄体期には高い体温を示す2相性のパターンが認められることです。

引用:不妊検査|杉山産婦人科

以上の点を理解した上で妊活+温活を進めていきましょう。

妊活で身体を温める場所

低温期に温めるべき身体の場所は子宮や卵巣がある「下腹部」あたりです。

下腹部の血流が改善されると子宮内膜が着床に適した厚みになり、さらに質の高い卵子の成長にも好影響を与えます。

子宮内膜や卵巣も血液によって運ばれてくる酸素や栄養で成長するため、下腹部あたりを温めることは妊活において大切な要素と言えます。

血行が良くなるとホルモンバランスの乱れが改善され、さらに基礎体温が上がると免疫力も向上します。

正常なホルモンバランスを取り戻すことで妊娠しやすくなりますので、妊活中の女性は率先して下腹部あたりを温めてみましょう。

なお、太ももや足先まで血液が行き渡るようになると末端冷え性の改善にも繋がるため、下半身を冷やさないことも大切です。

妊活に効く身体を温める方法

妊活中に試してみるべき身体を温める方法としては以下のようなものが挙げられます。

適度に身体を温める方法
  • 軽度の運動(激しい運動はあまり良くない)
  • 酸化ストレスを減らすための食事
  • 軽く汗をかくくらいの入浴

身体を動かすと血流が活発になり、自然と体温が上がります。運動を継続することで基礎体温は上がりやすくなりますので、適度なウォーキングやランニングをしてみましょう。

また、酸化ストレスを減らすことで体内の老化を防ぎ、基礎代謝を上げることも大切です。抗酸化作用が高い食べ物については以下の記事をご覧になってみてください。

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そのほか、低温期にはできるだけ湯舟につかって身体を温めるようにしましょう。

なお、パートナーが協力してくれる場合には以下のマッサージを実践してみてください。

動画のポイント
  • ストレスが溜まっていると手足の血行が悪くなる(頭部に血が集まりやすい)
  • 血流を良くするには胸とへそを繋ぐ三角部分(お腹)をマッサージする※動画参照
  • お腹がほぐれたら肝臓・胃付近(両肋骨の下)をマッサージする

冷え性が改善されると腸の動きが良くなって便秘の解消にも繋がります。妊活中はこうした点にも気を使いましょう。

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妊活中に身体を温める重要性|冷え性は妊娠確率を下げる?

ここからは妊活中に身体を温める重要性や妊娠確率について説明していきます。

温めすぎると逆に良くないのか?といった疑問を持つ方は、ぜひこちらをご覧になっていってください。

妊活時に温活がおすすめな理由|冷え性は妊娠確率を下げる可能性が高い

自らの基礎代謝によって身体を温める「温活」が妊活女性におすすめな理由としては以下のような点が挙げられます。

温活がおすすめな理由
  • 慢性的な冷え性を改善して妊娠しやすい身体になる
  • 卵巣や子宮といった生殖器官に十分な血液がいき渡るようになる
  • 体温が安定すると生理の周期も規則正しくなる

冷え性は妊娠しやすい体づくりの大敵です。血行が悪いと卵巣に酸素や栄養が十分に届かず、卵巣機能の低下を招くのです。

引用:医療法人社団 公和会 中村記念愛成病院|妊娠しやすい体づくりとは…

冷え性だと妊娠できないということはありませんが、妊娠確率を下げる原因になっている可能性はあります。

また、基礎体温が安定して生理の周期がハッキリわかるようになると、タイミング法によって妊娠確率を上げられるかもしれません。

こうした理由からも妊活女性は積極的に温活をおこない、冷え性の改善に努めてみましょう。

妊活中に腹巻をする効果|様々な温活グッズで冷え性改善

妊活中に腹巻を利用する方もいますが、こうした温活グッズを試すのは非常に良いことです。

ほかにも下腹部あたりにホッカイロを貼る、足先を冷やさないために温かな靴下を履くなど、温活グッズをフル活用して冷え性を改善していきましょう。

なお、妊活女性と冷え性の関係については以下の動画でも詳しく解説しています。

動画のポイント
  • 体温が低い人は細胞内の活動(ミトコンドリアのエネルギー生成)が弱い
  • 低温期の基礎体温は36.2度あたりを目指す
  • 運動により細胞の代謝を促す

先ほども軽く触れましたが、運動によって細胞の代謝を促すことも大切です。とはいえ、なかなか運動する時間が取れない場合には腹巻などの温活グッズを使って日頃からの基礎体温を上げていきましょう。

補足:腹巻やカイロで温めすぎはよくないと言われる理由

妊活中に腹巻やカイロで身体を温めすぎるのはよくないと言われる理由としては「汗をかくほどお腹周りを温めると逆に身体が冷えてしまう」というものが挙げられます。

また、精子は熱に弱いため、排卵後の体温が上がりすぎると受精・着床がしづらいといった捉え方もあるようです。とはいえ、腹巻やカイロくらいでは精子が活動できなくなるほどの体温にはなりません。

汗によって身体が冷えないよう、適度な形で腹巻やカイロを使えば問題ないと言えます。

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妊活中に身体を温める時期や効果に関してよくある質問

ここからは妊活中に身体を温める時期や効果に関してよくある質問に答えていきます。

末端冷え性でも妊娠したケースはある?

末端冷え性でも妊娠する可能性は十分にあります。ただし、冷え性だと子宮や卵巣への血流が滞り、自然妊娠までの期間が長くなるかもしれません。

基礎体温には低温期と高温期があります。一般的には低温期が36.7度以下、それ以上を高温期と考えます。
低温期と高温期の差が0.3~0.5度ほどの間が理想的な基礎体温です。

引用:ロート製薬|基礎体温について

普段の体温が36度を下回る人は、まず低温期の体温を36.0度以上に引き上げてみましょう。

男性の場合は冷え性でも妊活に関係ない?

妊活においては男性側の冷え性も問題になります。

というのも、身体の冷えにより男性ホルモンの量が減ると「精子の数が少なくなる」「運動率が低下する」などの可能性が高まるからです。

また、男性のホルモンバランスが乱れると精力が下がり、性行為への意欲が高まらないといった二次的要因にもなりかねません。

精子は熱に弱いため睾丸を温めるのはNGですが、基礎代謝を上げて冷え性を改善することは推奨できます。

冷え性の女性が妊娠しやすい季節は?

冷え性に限った話ではありませんが、一部の研究結果では妊娠しやすい季節は「秋」といったデータが出ています。

北半球においては一般に、最も妊娠する人が増えるのは秋で、逆に春には最も低くなることが知られています。またこの秋に妊娠しやすく春に妊娠しにくいという傾向は、緯度が低い(赤道に近い)地域で強くなると言われています。
このように人間の妊娠しやすさには、明らかに季節的要因が存在しており、赤ちゃんの誕生日に偏りを産む要因になっています。

引用:ナゾロジー|季節や日照量が卵子の性能に影響し出生率を変化させると判明!

あくまでひとつの説となりますが日本も北半球に位置していますので、夏から秋にかけて積極的に妊活をおこなうと良い結果が出るかもしれません。

もちろん冬から春にかけて妊娠するケースも多々あるため、ひとつのデータを妄信しすぎないようにしましょう。

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妊活中は時期に気をつけながら身体を温めよう

ファンクショナルマッサージ治療室・院長紹介

「妊活中に身体を温めるべき時期や場所は?」という疑問をテーマにしながら、身体を温める目的や効果を解説してきました。

この記事のまとめ
  • 身体を温めるべき時期は「低温期」
  • 下腹部を中心に下半身(足先)を温める
  • 冷え性改善で妊娠率が上がる可能性はある

妊活を始めたばかりで分からないことがたくさんある、基礎体温の上げ方や妊活に適した生活習慣を知りたいといった方はぜひファンクショナルマッサージ治療室にご相談ください。

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